イエスの方舟事件 真相は?
イエスの方舟が逃避行を続ける1980年7月に一行26人が発見され、
密着取材を続けていた「サンデー毎日」記者が熱海の印刷会社の寮へ
引き入れたそうです。
「女性たちは千石にホステス勤めを強制されているのでは?」
「千石に日常的に虐待を受けているのでは?」という情報もありましたが、
そのような痕跡は無く、女性たちが記者会見を行なった際には
「共同生活は楽しかった」
「私たちは千石氏を”責任者””おっちゃん”と呼んできた」
「親子の理解が浅かった。今でも千石氏以外、頼れる人はいない」
「自分を本当に理解してくれる人は責任者しかいない」
「ホステスは自分たちの考えで決めた。強制なんてされたことはない。」
などと語り、その後仙石さんが出頭したものの、結局嫌疑不十分で
不起訴となり騒動は収束に向かいます。
マスコミが騒ぎ立て、「現代の神隠し」などとカルト教団として
狂信者・犯罪者の扱いを受けたものの、実際のところは、犯罪に
あたるような事実は無く、「イエスの方舟」は家庭内のトラブルから
逃れた女性の駆け込み寺であったというのが真相でした。
きっと、家庭内で家族間のトラブルを抱えていた女性たちは
千石さんに「父親」を見ていたのでしょうね。
イエスの方舟事件 教団の現在は?
多くは家族と和解して帰宅したものもいましたが、
女性たちのほとんどは千石さんのそばを離れようとはせず、
騒動の翌年に開いた福岡県中州の「シオンの娘」という
クラブで皆で働きながら、現在もひきつづき共同生活を
続けているそうです。
2001年12月に千石さんは78歳で亡くなられましたが、
妻のまさ子さんが志を受け継いで、「イエスの方舟」は
今でも運営されています。
まさ子さんが代表を受け継いで、聖書の教えを説きながら、
「シオンの娘」は現在でも営業を続けていて、千石さんの
娘さんがママとして運営されているそうですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ビートたけしさん主演でドラマにもなって話題を呼びましたね。
この事件の時は筆者はまだ子供でしたが、何だか過熱していく
テレビの報道の仕方に子供心に恐怖心を抱いた記憶があります。
また、この事件以降宗教法人への報道の在り方が及び腰となり、
オウム真理教事件を招いた一因となったのも非常に残念な
ことですね。マスコミ各社にはいい意味での自浄作用を
期待したいものです。
最後まで記事を読んで頂き有難うございました!!