日本にもいるの?
「そんな恐ろしい殺人アメーバなんて海外の話しでしょ?」
と思われるかも知れませんが、フォーラーネグレリアは、日本をはじめ
オーストラリアやニュージーランド、アメリカ等世界中で発見されています。
日本でも1件感染例があり、1996年11月に佐賀県鳥栖市で25歳の女性が
感染、発症9日目で死亡しているそうです。
死後女性を病理解剖すると、脳は形状を保てないほど溶けていたそう・・・。
15℃~35℃前後の高い温度の水を好み、繁殖するそうですが、
そもそも日本人は温泉に入る文化で、かつ近年の温暖化によって
猛暑が厳しくなっている日本では高い水温を好むフォーラーネグレリアの
感染例がいつ報告されてもおかしくないと、専門家は分析しているそうです。
治療法・予防方法はある?
まず治療方法ですが、アメリカでは134件の感染例に対して
生存者はわずか3人のみで、感染したら治療法は存在しないのが
現状なようです。
それでは、掛からないように予防するしかないわけですが、
・温泉や淡水の湖など顔を水に漬けることを避ける。
・泳ぐ場合はノーズクリップ(シンクロなどで付ける鼻栓)を使う。
・温度が高く水位が低い淡水には触れない。
などが挙げられますね。
しかしながら、仮に飲んでもリスクはほぼ無いそうで、
アメーバが鼻の粘膜に触れることが危険なようですね。
感染リスクの高い行動は避けて、「君子危うしに近寄らず」の
精神が大切ですね。
いままで感染例は1件のみですが、温暖化によってアメーバの
生息域などは確実に増えていくでしょうから、淡水にふれる
機会があるときは細心の注意が必要ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本は安全だという考えが根強いですが、昨今の温暖化で
バクテリアやアメーバも変化してきて日本でも思わぬ事態が
時々発生していますよね。
日々の心がけで危険からは身を避けていきたいものですね。
最後まで記事を読んで頂き有難うございました!!