月曜日19時より放送の「世界まる見え!テレビ特捜部」は
2時間スペシャルです。
番組中では、【北極航路遠征隊】について語られます。
今からおよそ170年前北極圏航路開拓のための129人を乗せた
イギリスの2隻の船が北極海で忽然と姿を消す事件が発生。
その後、謎を解く手がかりが次々に発見されものの、
肝心な船だけが見つからなかったそうです。
別名「フランクリン遠征」の失踪事件に関しては、
世界航海史上最大の謎と言われてきました。
ところが2014年9月に、6年にも及ぶ捜索の末に
ついに沈没船が発見されたそうです。
番組でもその歴史的大発見の全貌に迫るそうですね。
筆者も興味がありましたので、色々と調べてみました。
<目次>
1.北極航路遠征隊(フランクリン遠征)概要(page1)
2.北極航路遠征隊(フランクリン遠征)失踪原因(page2)
3.北極航路遠征隊(フランクリン遠征)鉛中毒の原因は?(page2)
4.発見された沈没船の全貌は?(page3)
5.まとめ(page3)
それでは皆さんと一緒に確認していきましょう!
北極航路遠征隊(フランクリン遠征)概要
出展元:wikipedia
大航海時代のヨーロッパでは、台風のリスクも大きい
南回りのアフリカ喜望峰ルートとは別のアジアへの
最短航路を探しはじめていました。
その中心的存在がイングランドで、当時考えられていたものに
北西航路がありました。
北西航路とは、北アメリカ大陸の北側にあるカナダ北極諸島の
間を抜けて太平洋と大西洋を結ぶ航路のことで、ヨーロッパから
北西へ延びる航路であることからその名がつきました。
そもそも北極海は氷に閉ざされていて砕氷船でもないと
当時の技術力で行ける訳が・・・
北西航路の探索も進み、残りの未踏の地を制覇すべく1845年に
当時の海軍本部副大臣であるジョン・バロウが北西航路の完成を
目指して、北極航路遠征隊を結集させます。
指揮官として指名されたのがこのジョン・フランクリンでした。
北極航路遠征隊、通称フランクリン遠征隊は、士官24人、
乗組員110人の合計134人で構成され、1845年5月19日に
イングランドのテムズ川河口グリーンハイスを出港。
この遠征のために、どんな要因にも対応すべく万全の準備が
なされていました。
当時最新鋭の時速7.4㎞で航行可能な蒸気機関を備えた、
エレバス号とテラー号。船内には隊員のための室内スチーム暖房、
1000冊以上の書籍を揃える図書室、3年間分の食料に相当する
8000個もの缶詰などの保存食も積まれていました。
さらに、海水を真水に蒸留する最新式の装置まで完備。
まさに準備は万端だったのです。
しかしながら、遠征の初期に幾つかの問題が発生した後、
カナダ北極圏キングウィリアム島に近いビクトリア海峡で、
2隻の船は氷に閉ざされてしまい、フランクリンを含む
隊員129名全員が謎の失踪を遂げてしまいます。
北極航路遠征隊(フランクリン遠征)失踪原因は次のページでチェック!